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取引先を接待したり、仕事仲間と食事をした支出を「交際費」として経費処理しますよね。
この交際費、会社と個人での取り扱いが大きく異なります。
個人だと、交際費に上限ありませんが、会社だと、交際費が1円も認められないことも!!
では会社だと、どうなのでしょうか?
会社だと、全額ってわけにはいきません。
それどころか、場合によっては、1円も認められないケースもあります。
資本金1億円超の会社は、その会社がどんなにその接待が会社にとって重要であっても、1円も交際費として認められません。
また、資本金が1億円以下の会社の場合も、経費として認めてもらえる額に上限が決められています。
1年間で経費にできる交際費の上限は800万円までで、その90%が必要経費として認められます。
たとえば、交際費を300万円使ったとすると、そのうちの90%、つまり270万円は必要経費にすることができます。
ただし、1回につき1人あたりの食事代が「5000円以下」なら、全額経費にすることが可能です。
(詳しくは、「どんなものが交際費になるの?」を参照してください。)
さらに、ここで疑問点が一つ。
「交際費には、経費として認めてもらえる額に上限があるんなら、違う科目にすれば全額経費になるんじゃないの?」って思った人いませんか?
そうです、その通りです。
交際費ではなく、会議費にすればいい。
「食事をしながら、仕事上の会議をした」ということなら、交際費としては取り扱われません。
会議費っていうのは、得意先などと、商談や打合せをするために使う飲食費のことです。
ただし、あくまでも「本当に会議・打合せをしている」のが条件です。
調査で「これは交際費じゃないの?」と指摘されても、
「いいえ、これは絶対に会議費です。」と言い切れる根拠が必要です。
事前に根拠になりそうなものがないか考えて、記録しておくとGOOD!
そうすれば「会議費」として認められやすくなるでしょう。
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